「東大への登竜門」鉄緑会を知っていますか?

こんにちは。今回は、都心の最難関大学を目指す中学生たちが集う「鉄緑会(てつりょくかい)」という塾を題材に、学びの在り方、そして子どもたちの未来への向き合い方について考えてみたいと思います。

まずは、ある保護者のブログ記事からご紹介しましょう。

参考記事の要約(鉄緑会の授業料

記事を書かれたのは、かつて中学受験を経験し、難関中高一貫校に進学したお子さんを持つ保護者の方。ある日、リビングの棚を整理していたときに、「鉄緑会」のパンフレットが出てきて、当時の思い出をふり返った内容です。

「鉄緑会」は、主に東京大学を目指す生徒たちが集う超進学校向けの学習塾で、指定校の生徒だけが入塾できる仕組み。講師陣はほぼ全員東大生で、なかでも東大理Ⅲ(医学部)の出身者が多数在籍しています。

中1から高3まで、一貫したカリキュラムの中で、高2までに高校範囲を終了させ、東大対策に専念するという超ハードな学習設計。中学生の時点で既に高校内容を終えてしまうという、一般的な学習スピードとは一線を画すものです。

鉄緑会の中学生向けカリキュラムと料金表

参考に、中学1年〜3年生向けの鉄緑会の主な学習内容と費用を以下にまとめてみました。

学年 対象科目 入学金 教材費(半年) 授業料(月) 年間合計(2科目)
中1 英語・数学 25,000円 26,000円 36,000円 約487,000円
中2 英語・数学 26,000円 36,000円 約460,000円
中3 英語・数学 26,000円 36,000円 約460,000円

中学生の段階で、年間約50万円近くの学費が発生する塾は、全国でもそう多くはありません。さらに高校に上がると理系なら化学・物理、文系なら国語や地歴が加わり、授業料は一気に跳ね上がります。

なぜここまで高額な塾に通うのか?

最大の理由は、「圧倒的な教育密度と成果」です。

鉄緑会では、中学3年までに高校内容を終え、高2からは大学受験対策に集中。授業は1回3時間で、講師は全員東大出身、それも東大理Ⅲの学生が半数以上。まさに“東大合格のための専門塾”といえます。

これを聞くと、「お金がないと難関大学は目指せないのか?」と感じる方も多いと思います。実際、都市部の一部エリアでは、教育費が年間100万円単位でかかることが“普通”になりつつあります。

しかし、実はここに大きなヒントがあるのです。

学び方を知れば、どこでも結果は出せる

鉄緑会の成功の本質は、学ぶ内容そのものというよりも、「学び方」にあります。彼らの学習スタイルを分解すると、以下の3つに集約されます。

1. 速習(学年の枠を超えて先取り)
2. 予習(事前に自分の頭で考える)
3. 復習(忘却のタイミングに合わせて繰り返す)

これはどの地域に住んでいても、どんな学校に通っていても実践可能です。

※忘却曲線とは…人間の脳は、新しい知識を得ても1日後には約70%を忘れてしまうと言われています。しかし、24時間以内に1度でも復習すれば、記憶の定着率は格段に高まります。この理論を活用し、数日ごとに復習を繰り返すことで、記憶は「短期」から「長期」へと移行していきます。

沖縄進学塾の実践:速習×反復の力

私たち沖縄進学塾でも、この「速習・予習・復習」スタイルを強く意識しています。

たとえば中学3年生の授業は、7月までに全範囲を終了。その後はひたすら演習→確認テスト→解説のサイクル。学校の授業は“復習”として活用し、定着を高める。これが結果的に入試本番の高得点につながっています。

その証拠に、在籍生の8割以上が偏差値60以上(那覇高校など)に進学。入塾当初、豊見城高校レベルの生徒が小禄や那覇西、那覇高校レベルにまで成長した例も多数あります。

厳しいけれど、確かな手応え

ただし、楽な道ではありません。

カリキュラムはハードで、毎週の確認テストも手加減なし。その分、目標を明確に持ち、「自分でやる」と腹をくくった生徒たちには、確かな結果が返ってきます。

「気合があれば偏差値50台までは必ず上がる」と言い切れるのも、実際に目の前でそうした事例を数多く見てきたからです。

親ができる最大の支援とは?

子どもが中学生になると、親の声よりも友達や先生の影響が強くなります。「やりなさい」と言っても動かないこともありますよね。

大切なのは、「どう学ぶか」を一緒に考えること。

例えば、毎週の学習スケジュールを一緒に立てる、「できたことノート」を共有する、模試後に一緒に結果を分析するなど。親子で“共闘”する姿勢は、子どもにとって強い後押しになります。

最後に:東大を目指さなくてもいい。でも、未来のために今を本気で

鉄緑会の話をすると、「うちは東大なんて目指してないから」と感じる方もいらっしゃると思います。

でも、大切なのは東大かどうかではなく、「目標に向かって積み上げる姿勢」です。

目の前の1日1日を大事に積み重ねることが、いつか大きな花を咲かせる。これは、どんな進路であっても変わらない真実だと思います。

沖縄進学塾では、「どんな子でも、努力すれば必ず伸びる」という信念のもと、これからも生徒一人ひとりと向き合っていきます。

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